日々勉強
戸建住宅やビル、橋などに仕様される塗料には数えきれないほどの種類があり、その対応性や特徴も様々です。
塗料メーカーも日々研究を続けてより良いものを作り上げています。
そんな風に進化する塗料業界に合わせて私達も勉強していく必要があります。
先日塗装仲間から日頃から勉強もせず、数年前や10年ほど前に流行った塗料をいまだにお勧めする業者もあると聞きましたが、
そのような業者に出会ってしまったお客様は最新の機能を備えた塗料ではなく一世代前の塗料をご自宅に塗ることになってしまいます。
そのことを知らないまま過ごせればいいのですが、何かのきっかけで知ってしまった場合は同じ値段で高機能の塗料があったにも関わらず昔の塗料を勧められるがままに塗ってしまったという後悔が残って、自分を責めるようになってしまいます。
そうするとこの経験がしこりになって次の塗り替えの時には業者を疑ってかかるようになるのですね。
「もう失敗はしたくないから自分で調べる!」と。
失敗したくないから一度目の塗装工事でも色々と調べ上げる方もいらっしゃるでしょう。
塗装についての勉強の始まりですね。
外壁塗装に関する情報を調べる為に最も使用されるのがインターネットです。
そして同時にこのインターネットでの検索がどつぼに嵌る原因になります。
ネットには様々な情報があり塗料一つ検索しても膨大な量の情報が出てくるので施主様は迷うようになります。
「ほう、今はシリコンが主流なのだな。ん?シリコンにも種類があるだと?」
「油性と水性との違いってなんだろう」
「フッ素が最強だと思っっていたが無機が最強なの?」
「フッ素と同等レベルのシリコン塗料がある、だと?」
「ブリード現象に気をつけろってなに?」
「藻に強いシリコンとそうでないシリコンの差があるなんて知らなかった」
「塗料が良くても職人が悪いとダメということか」
「安かろう悪かろうは分かるけど、高いのに悪いってどういうこと?」
「保障ってどこまでが保障なの?」
もう本当にキリがなくなります。
そして最後には投げ出して本来必要だった塗り替え工事を先延ばしにしたり、塗装業者やリフォーム店のイメージだけで業者を選んだりするようになるのです。
ハウスメーカーに一任される方も多くいらっしゃるでしょう。
信用出来る業者を選ぶ前提としてあるのが、これからご縁するかもしれない会社が日々勉強しているかどうかという重要な部分があります。
優良な業者は業種問わず勉強をしています。
そしてその勉強が現場や社員の教育、果ては営業マンや職人の質にまで影響しています。
学びなきものに信用も進化も無しということが言いたかったのですが、これを書いているうちに時間が無くなり取りとめのない文章になってしまいました。
すみません。
ではまた!