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塗装だけ出来ればいい?

社長のつぶやき,

「雨漏りの原因はしっくいの劣化です」

お客様が訪問業者からこのように言われたとのことで、そう信じこんだ上で弊社にご相談くださいました。

「検査はされたのですか?」
「いいえ、でもしっくいが崩れているのは私も知っているので、、、」

なるほど。

在来の木造家屋で屋根が和瓦のお客様。
大雨の時しか発生しない雨漏り。

コレがしっくいを塗りなおせば直るほど簡単じゃないケースが多々ある。

雨が降ればすぐ雨漏りするような状況なら簡単に発見できるけど、降雨開始から何時間〜丸1日をかけて発生する雨漏りは厄介なのです。
1ミリにも満たない針の穴みたいな場所から雨水が入り込んでいるケースがある。

雨漏りを起こす部分は寄せ棟屋根の隅棟下辺りで長雨の時しか漏らないとなると、のし瓦が原因のことがあります。
それを知らずにしっくいをベタベタ塗り直した場合、逆に雨漏りが悪化することもある。

素人に毛が生えたくらいの職人は言います。
「しっくいを綺麗に塗り直したのに雨漏りするのはおかしい、こうなったら怪しい瓦をグルリとコーキングしようか」

もう、アウトです。

10年前、塗装屋さんは塗装だけ出来ればいい時代でした。
しかし今は塗装だけしか出来ない業者は淘汰されてしまうような時代になりました。

特に戸建て住宅の場合はこれが顕著です。
“プロ”の上に胡坐をかいて勉強せずにいると、勉強熱心なお客様に突っ込まれて大恥をかくことになる。

お酒を飲む時間を15分ずらして勉強するだけで月に換算すると丸一日、朝から晩まで勉強した計算になります。

毎日続けるのは大変ですけど、これを意識している職人としていない職人との差はあとになって大きく影響してきます。

お互い頑張りましょう。

広島で外壁・屋根塗装は信頼のリプルクリエイト|顧客満足度95%

【監修者】


川岡 寛之

広島市佐伯区在住。塗装職人歴35年のベテラン。

18歳の時に職人の魅力に惹かれて塗装業界に弟子入り。 1993年に独立、のちに法人化し現在に至る。
職人として数々の現場を経て、現在は身に着けた経験と知識を生かして自らYouTube動画を配信。
活動地域は広島市だが、全国の塗装職人仲間と交流しながら、地域の塗り替えアドバイザーとしても活動中。
ビジョンは100年続く企業になること。
ミッションは地域の方に愛される施工品質地域ナンバーワンの頼れる企業になること。

趣味は釣り、毎日の食事、地元のスーパー巡り、家庭菜園などなど。