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長期優良住宅と断熱塗装の相対性について考察

笑顔の塗り替え講座,
長期優良住宅にお住まいの方から相談があり、先の塗り替え時期に断熱塗装をするとどうなるのか的な相談があったのですが

基本的には長期優良住宅の場合、断熱性能が設けられているため外壁の塗装における断熱性能は意味が無いのではと個人的に思っています。

断熱性能といえばUA値という基準が出てくるのですが、建物省エネ法における広島地域の基準UA値の目標が0.87以下にしましょうとなっているため
断熱塗装ウンヌンは全く関係ないという話になります。

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さらにZEH住宅(ゼロエネ住宅)の場合はさらにUA値が低くなるのでもう外壁の塗装に断熱を塗るという選択肢はなくなってきます。そして高気密という面においても断熱性能とセットに考えられていると思うので壁内にカビが生えてくる確率という面においても問題なくなってきますし、気密性能がC値が1.0以下の住宅やパッシブハウスを目指しているような超高気密な住宅の場合カビの心配はほぼゼロになるのではと思います。

そして内断熱や外断熱工法関係なく光熱費の面においてもこれらの住宅は年間にかかってくる費用も低くなるため断熱塗装をして光熱費を下げるという理論が通じなくなりますね。ただし熱が原因で生じてくる外壁材の変形や塗膜の劣化対策としては断熱塗装は有効になりますので、保護目的としての断熱塗装であれば有効な塗装方法ということになると私は思います。

ただ、今回のお話においてもそうでなくても外壁から雨水などが侵入してくる場合は断熱ウンヌン関係なく注意が必要になってきます。ひび割れやシーリングの劣化が原因で壁内に入り込んだ雨水が通気層や壁内に滞り、カビが発生したり構造壁に影響を及ぼす恐れがあるからです。

つまり長期優良住宅の場合は断熱塗装の前にひび割れやシーリングの亀裂が無いかこまめにチェックしておくことの方が重要になるということ。

小難しい内容になりましたが、長期優良住宅における外壁塗装の基準は何にすればいいのかを考えられている方はこの話を参考の一つにしていただければと思います。

※あくまでも30年以上の実績の私の理論なのであしからず、、、。

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【監修者】


川岡 寛之

広島市佐伯区在住。塗装職人歴35年のベテラン。

18歳の時に職人の魅力に惹かれて塗装業界に弟子入り。 1993年に独立、のちに法人化し現在に至る。
職人として数々の現場を経て、現在は身に着けた経験と知識を生かして自らYouTube動画を配信。
活動地域は広島市だが、全国の塗装職人仲間と交流しながら、地域の塗り替えアドバイザーとしても活動中。
ビジョンは100年続く企業になること。
ミッションは地域の方に愛される施工品質地域ナンバーワンの頼れる企業になること。

趣味は釣り、毎日の食事、地元のスーパー巡り、家庭菜園などなど。