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普通に塗ると後から剥がれてくる外壁があるってホント?

笑顔の塗り替え講座,外壁塗装,住宅塗装

あなたは住宅塗装において普通に塗ることができる外壁とそうでない外壁があることをご存じですか?

知らないですよね。

逆に知っていたら凄いくらいです。

なので今回は「普通に塗ると剥がれる可能性が高い外壁に」ついてお話しいたします。

ただし今回はサイディングパネルの外壁が貼られている住宅のお話しになりますので、モルタル壁の家についてのお話ではないということをご理解の上で読み進めていただけたらと思います。

さて、
ではどんな外壁が普通に塗ることができないのか?

それは光触媒加工などの特殊な加工がされている外壁のことです。

特に2010年以降の家やハイスペック設計な住宅、ハウスメーカーが建築した家にお住いの方は塗り替える前にそもそも普通に塗装できるものなのかどうなのかを調べる必要があります。

まずはこちらの画像をご覧ください。
どちらかが特殊加工(光触媒加工された外壁材の場合)なんですけど違いが分かりますか?
 
微妙に色の差があるくらいでどちらも同じに見えますよね。
実物はまったく同じ姿かたちのサイディングです。

しかし、見た目が同じサイディングパネルでも双方には大きな違いがあるのです。

ではその違いをご覧ください。

 
片方が光セラ加工がなされていて、片方が親水加工がされています。

もしも光セラ加工されているサイディングを安易に塗ると後から剥がれてくることがあるので気を付けなければいけません。

ここまでの内容をご理解いただけたでしょうか。

じつは弊社リプルクリエイトでも一度、依頼されて塗装が剥がれた家の壁を塗り直した経験があるのですが、この時は手間と時間が2倍以上かかってお客さまの心情も私たちの身体もクタクタになったのを覚えています。

だからこそ私は、いまどきのサイディング住宅を塗り替える際には経験と知識が豊富な業者に見ていただく必要があると考えているのです。

ですのでここで一つ、安易に塗ると危険な外壁について2つの予備知識をあなたに身に着けていただきます。

まず一つ目。
お引渡しの際にいただいた書類の中から図面などがファイルされたものを見つけ出して、その中に書かれている外壁の仕様書を見つけて確認することです。

その項目の中に外壁に使用している建材のメーカーや型番が記載されていたらそれを業者に伝えましょう。

そして次に、外壁を触ってこすってみてください。(チョーキング検査)

あなたの家が築13〜15年を経過してシーリングが傷んでいるにもかかわらず、壁をこすっても指に全く色が付着しなかったら要注意です。

たった二つの項目ではありますがこれを確認するのとしないのとでは大きな差が生じてきますので試してみてくださいね。

最後に、あなたがこれから大切な家の塗り替え見積もりをしようと考えているのであれば以下のことを業者に尋ねてみてください。

「我が家の外壁は普通に塗れる壁ですか?」
このときに営業マンなどにキョトンとされたり、「どういうことですか?」と逆に質問されるようであればいったんその業者は保留にして他社にも見てもらったほうが良いでしょう。

知らずに塗られて後から塗装が剥がれるとオオゴトになりますからね。

ちなみにこちらの外壁は弊社にて自信の10年保証で塗りかえた無機サイディングです。

※無機サイディングを普通に塗ると剥がれてきます。

というわけで今回は、今ドキのサイディングは普通に塗ると後から剥がれてくることがあるので気をつけましょうねというお話でした。