今はもう外壁の塗り替えサイクル15年の時代です
なぜなら今の時代はスタンダードな塗料でも13〜15年の耐久性を持つようにになったからです。
たとえば旧タイプのシリコン塗料だと10年〜12年くらいで塗り替えが必要になっていましたが、新タイプのシリコンは13年〜15年目で塗り替えるくらいでよくなったのです。
ただし、カラーベスト屋根の家で初めての塗り替えをする場合は築12〜14年目を目安にしたほうがいいでしょうね。
なぜ12年目〜14年目が塗り替えの目安なのかというと、カラーベストは10年目くらいから塗膜が劣化し始めて12年目あたりから防水効果を失い、次第に雨水が染み込むようになるからです。
そうして染み込んだ雨水が乾いてはまた濡れてと繰り返すうちに反り返り始めるのです。
だから反り返る前に塗るのがベストということになるのです。
ただ、12年目〜14年目を過ぎたらもうダメというわけではありません。
実際の劣化状況を見たうえで最適な施工方法を考えればいいですし、カバー工法で30年ノーメンテナンスにするという選択肢もあります。
上の画像のようになるともう塗装では対処できませんが、反り返りが軽度なうちは塗装で保護することによって今後大きくなるであろう反り返りを抑止する効果があります。
だから私は築12年〜13年目を目安に屋根を塗るのが屋根材を長持ちさせるコツだと思っています。
ここで一つ注意しないといけないことを言います。
概ね1999年から2008年までの間に建てられた家で、屋根にカラーベストが葺かれている家は注意してください。 どういうことかと申しますと、この期間に建った家の屋根には塗装が困難なものや塗装ができないものがあるからです。 そしてこれらの屋根を見極めることができない業者が塗装すると、最悪の場合屋根が割れて落ちたり塗装が剥がれたりします。 |
では今度は視点を外壁に変えてみましょう。
外壁のほうはモルタルやサイディング問わず、屋根と比べて傷みが少ない傾向にあります。
その理由は屋根のように雪が積もったり雨に打たれたり強烈な紫外線の直射はないからです。
この点から考えると外壁の塗装を12年目にやると少し早いように感じます。
しかしサイディングの外壁の場合はシーリングという防水材がパネルの継ぎ目に詰められていて、それが10年程度で劣化を始めます。
だから雨漏りする前にシーリングを詰め替えなければいけないのですが、この時に作業するための足場を組み立てる必要があるので一緒に外壁塗装もしたほうが経済的だということになります。
となると、新築から12年目〜15年目に屋根と壁の塗り替えをするのが理想的だということになりますね。
外壁がモルタルの家の場合は恐らく触るとイガイガして痛い塗装がされていると思います。
イガイガ塗装の名前をシリンとかスキンというのですがこの塗装は防水効果が無くなるのが早いので同じく12年目〜15年目で塗り替えておくのがいいですね。
他にもコテで塗りつけた模様になっている塗装とかいろいろあるのですが、これらもだいたいアクリルやシリコンなので12年目以降に塗り替え時期を迎えます。
ということで私が思っている理想の塗り替えサイクルは以下のようになります。
初めての塗り替え:築12〜15年目の時に中品質〜高品質の塗装をする(クリヤー塗装は別)
私自身は初回の塗り替えに耐久年数が18年以上の塗装をされるとかなりオトクな塗り替えペースになると考えています。
例えば35歳で家を購入して14年目で初めての塗り替えをしたとします。
この時耐久年数10年〜12年の塗装をした場合は50代後半から60歳のころに再塗装しなければいけない計算になるのですが、初回で15年〜18年の耐久性がある塗装をしていたら次のメンテナンスの時期は60代後半になるので精神的にも経済的にもそこそこゆとりがある時期なのではないかと思います。
さらに、初回の塗装で耐久年数25年〜30年耐久性の塗装をした場合は、次の塗り替えをする頃には70代後半になるためもしかすると補修程度で済むかもしれませんし、次の世代にメンテナンスを譲るのもアリかもしれません。
さて、こんな感じで現代のペイント状況を考察するとおそらくこれからはハイグレードな塗装がスタンダードになってくると思います。
ハイグレードな塗料ってどんな塗料だと思いますか?
それは耐久年数が15年〜30年の高機能塗料や遮熱機能を備えた無機シリコンやフッ素塗料のことです。
そしてこれらはスタンダードシリコンの倍以上の耐久性があるのですから使わない手はないですよね。
ちなみに弊社で一番人気の塗料は耐久年数最大18年のハイブリッドシリコンと耐久年数最大25年のハイブリッドフッ素です。
今後は耐久年数30年の塗料を取り扱うことになりましたので、さらにロングランでオトクな塗り替えプランをご提案できることになると思います。
ただ、耐久年数ばかりを打ち出した場合は、「耐久年数30年あるといっても付帯部がそんなにもたないじゃない?」と言われることもあるかと思います。
しかしリプルクリエイトでは付帯部に至るまでの超耐久対策を開発しているので問題ありません。
詳細はご商談の際にさせていただきますね。
ということで内容を振り返ります。
①10年ごとのに塗り替えをする時代はもう終わった。 ②むしろ今はもう15年ごとの塗り替えがスタンダードの時代。 ③塗り替えサイクルを長くすることで大きなメリットが出てくるということ。 ④リプルクリエイトでは付帯部に至るまで耐久年数30年の塗り替えを安価でできるシステムを構築している。 |
という感じですね。
最後にひとこと。
あなたはそれでもまだ10年ごとの塗り替えを考えますか?
それではまた♪